デザイン経営コンサルティングの相談・ご依頼

2018年5月、経済産業省特許庁は『「デザイン経営」宣言』を発表しました。これを受け、多くの新聞雑誌メディアで話題となり、企業の導入事例も増えてきました。

デザイン経営を取り入れることで新規顧客開拓や人材採用にも訴求力を発揮します。しかし、その手法や具体的な進め方ははじめて取り組む企業様にとっては困難と言えるのではないでしょうか？

デザインを経営に取り入れる価値とは何か？どんな変化や効果を生み出すのか？ここでは、デザイン経営コンサルティングを依頼できるおすすめのコンサルタントの紹介の他、デザイン経営の実際の進め方や事例を紹介します。

デザイン経営を依頼・相談できるコンサルタント

アド・リング

代表の田中は、氷河期世代で大学卒業後の新卒採用での就職難を経験。数回の転職もして数々の企業を渡り歩く。人を大切にする会社ほど、生産性が高く、企業として成長していることを実感したことから人材採用や人材育成に興味を持つ。

15年以上にわたる広告運用の経験から効果的な求人募集広告の仕方や採用ブランディングやコンサルティングを行う事業を立ち上げ、プライム・ワン・コンサルティングとの協業により、採用に特化したデザイン経営コンサルティングを行う。

プライム・ワン・コンサルティング

代表の横山氏は、30年以上技術者として勤務する傍ら、兼業でコンサルタントとしても活動。2021年頃からデザイン経営に興味を持ち、世の中に出版されているデザイン経営に関する書籍は、すべて読破したと豪語するほどの知識とノウハウの持ち主。

デザイン経営においては、エステ・ネイルサロンでのコンサルティング実績を持ち、従業員向けにワークショップを行いパーパスの策定を実現。その他、商工会議所などでセミナー講師としても活動している。

デザイン経営ブランディングプロジェクト事例

東京品川区にあるネイル・エステサロン「Lulua」（https://lulua-beauty.com/）のデザイン経営によるブランド再構築を行いました。　

現在のオーナーがM&Aで取得、スタッフも入れ替わりましたがブランドのみ前オーナーの状態でしたのでブランドの再定義を行う必要がある状態でした。依頼を受けまずはオーナーも含め全スタッフへインタビュー、価値観、強み、そして、新たに作るお店のイメージを聞く為の対話を実施しました。　

次に社会課題へ目を向けて頂き、このお店が社会課題解決の為、少しでも出来ることはないかワークショップを開催、それにより「パーパス」つまり、このお店の「存在意義」を全スタッフで発見して頂きました。そこから得られた膨大な情報を元に、コピーライターやデザイナーメンバーの協力のもと、店名、ロゴ、コンセプト、店のインテリア、エクステリアを全て刷新し、2023年11月14日にリニューアルオープンを迎えました。

しかし、それで本プロジェクトは終わりではなく、今は継続してパーパスを全スタッフへ浸透させ続ける支援を行っています。パーパスは常に全従業員が自分事として認識し続ける必要があるためです。

デザイン経営におけるワークショップの進め方

デザイン経営を進めるにはまずパーパス策定から開始します。それにはまず、次のステップを踏みます。

(1)現状把握　(2)パーパス発見　(3)パーパスコンセプト策定　(4)デザイン策定

(1)現状把握

お客様の理念の策定状況、経営者様の創業時の想い、二代目以降の経営者様であれば、先代がたどってきた歴史を一つ一つ紐解き、その企業の大切にしている価値観、強みを明確にしてゆきます。この時は経営者様との１対１の対話を通じて行います。

(2)パーパス発見

何の為に、なぜお客様の企業が創業されたのか、そこを徐々に明らかにしてゆきます。その時に、お客様の企業規模に応じて、従業員様の中から次世代リーダー候補など方々を選抜頂き、パーパス発見の為のプロジェクトチームを組むこともございます。

このように経営者様、従業員様との対話を通じてパーパスへとつながる価値観を明らかにするとともに、外部環境に目を向け社会へ会社として何を働き掛けることが出来るかを、十分に時間をかけて対話し明らかにすることで、パーパスを徐々に明らかにしてゆきます。

(3)パーパスコンセプト策定

営者様、従業員様により明らかにされたパーパスコンセプトのもととなる情報を元に、パーパスステートメントと呼ばれるコピー作成によりその内容を集約し、分かり易い表現にしてゆきます。

(4)デザイン策定

パーパスコンセプトを元に、デザイン策定　会社名、ブランド名、ロゴなどへのデザインへと展開してゆきます。